こんにちは。
今回は昨日(29日)金融政策決定会合で黒田総裁が初のマイナス金利を導入したことについてです。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「クロダの最新のバズーカ」との分析記事を掲載。「(黒田東彦)総裁が、デフレとの闘いで引き続き大胆で創造的であることを示したが、彼の力の限界に達しつつあるとの不安もかき立てるものだ」と論評した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は東京電で「決定は、日銀がインフレを2%にするため積極的に行動する意志を改めて示すもの」とする一方で、「大半の中銀預金は引き続きプラスの金利であり、停滞する日本経済への直接的効果がそれほどあるとは思えない」と効果には疑問を呈した。
英国放送協会(BBC)は「黒田総裁は、投資家を驚かせることで知られている」としてサプライズ効果で株価が上昇したことを伝えたものの、「企業が必要としているのはお金ではなく投資機会であり、必要なのは金融政策でなく構造改革だ」との専門家の指摘を紹介した。
最後のBBCの意見には共感が持てます。
黒田総裁は参院決済委員会でマイナス金利を具体的に考えていないと発言していました。それが一転してマイナス金利の発表です。直前まで否定的だったのですが、甘利氏の件で政府からプレッシャーがあったと推測できます。 日銀総裁の発言が世界から軽く見られてしまうのは問題があるように思えます。
銀行の融資判断や貸付限度等が変わらないことには中小企業にはなんの影響もないように思います。これで貸し出しが伸びると思えませんし、伸びたとしても不良債権を増やすことになるだけの気がします。
さらにデフレマインドが高まるような気がしてなりません。
タンス預金が進み消費も減るような気がします。
あらゆるモノやサービスが供給過剰で新たな投資先なんてもう見当たらないのではないでしょうか・・。
最近だとスマホ関連がありますが、液晶にしても海外も含めあっちこっちから資金投入されてあっという間に飽和状態です。
ほとんどのところで作れば作るほど赤字状態。マイナス金利でお金渡されても使途不明だと思います。
企業が欲しいのはお金ではなく新しい需要なのです。
国民が本当に望むのは、マイナス金利と同時に議員の定数と報酬もマイナスにする、ということではないでしょうか!?
黒田総裁のバズーカというより、黒田総裁のバーカ、ドラえもんのはったり銃などと言われないことをお祈りいたします。
しかし、肯定論で言えば、黒田緩和以降、十分な豚積みがあったのは事実です。そういう意味ではむしろ過去のバズーカの溜めに溜めてきたものが、遂に爆発するのでは?
とんでもないジョーカーを遂に切ったと思うところもります。銀行株の急落がそれを暗示しています。今までの緩和ではそんなことは起きていません。
今までとは違うと感じている部分もあります。
笛吹いても踊らないから、風が吹けば桶屋が儲かる状態なのでしょうか!?
結論で言えるのは、構造改革なくして経済発展なし。
金融緩和は限界に近い。いろいろな法律、制度、省庁、団体を整理すべき時なのです。
今宵はここまでに致しとうござりまする
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