政治

特定秘密保護法 官僚の好き勝手にさせるな!「悪法も法なり」にさせるな!

投稿日:2013年12月7日 更新日:

こんにちは。
昨日(6日)国会を騒がせていた重要法案”特定秘密保護法案”が可決されました。
衆・参両院とも強行採決という形でした。
与党の議員は本来の二院制をまったく無視しています。参議院は「良識の府」「再考の府」と呼ばれるように、衆議院の暴走などを、政権選択にとらわれることなく有識者によって審議される場です。
これでは、民主主義を無視した「独裁」とも言えるのではないでしょうか!?
世論調査では、反対が上回っているようです。
私もそうですが、法案自体は賛成なのです。ただ、内容に納得いかない、ということです。
どう考えても、政府・官僚に都合の良い内容なのです。
問題点・修正点などです。
○行政の都合で秘密にしたい事を指定し隠蔽する。
いろいろな問題がありますよね?原子力発電所・TPP・米軍基地問題etcなど、これらの難題を隠してしまえ、ということです。
○管理する人の問題
いわゆる暴走を防ぐためチェックする機関”第三者委員会”を設置しろ、と野党は言っているのです。
これに対して、安倍総理は”保全監視委員会”を置くと言っていますが、人選が各事務次官などです。仲間が仲間をチェックするなど問題外です。
○公文書廃棄可否の判断
秘密にした内容をある時期にきたら、公開するのか、そのまま破棄するのか、という問題です。
これに対し、政府は”独立公文書管理監”を設置する、と言っていますが、人選がやはり仲間です。
○秘密指定の期間
最長60年以上です。新人の入省した官僚でさえ死ぬ頃まで責任が免れるのです。
○国民の「知る権利」への侵害
国民が知る権利を主張しても、簡単に覆されるのです。
○集団的自衛権の保持は?
いわゆる戦争へ一歩踏み出した、ということです。この法案について、もちろんアメリカ政府は歓迎です。
近隣諸国との問題を抱えてます。この法案について近隣諸国はどう思いますか?「日本が戦う姿勢を示した。なら受けて立とう」。まさか「日本が怖いから、謝ろう」とは思わないですよね!?
以上のことから、あまりにも内容がズサンなのです。
ナチスドイツを想像させられる「独裁」への始まりと言っても過言ではないと思います。
今回の法案設立までの過程で気づいたことを掲げます。
誰でも気づいていますが、今の日本は官僚主体で一部の政治家が好き勝手に動かしている、ということです。
法案に対して、自民党の議員でも本当は反対の意見を持っている人も多数いるはずです。しかし、自分の首を守るには従うしかないのです。そんな政治家を我々は地元から選出している訳ではないのです。
確実に政党というものが邪魔しているのです。
「政党の廃止」(詳しくはこちら)を推進いたします。
また、そんな政党の仕組みの中で育ち、公認を貰うためにコビを売って、要領良く出世することばかり考えてる人に日本を任せられる訳がありません。
本来の仕事より優先順位を間違えて考えているから、官僚に言いくるめられる、だらしない政治家になってしまうのです。
官僚に勝てる・官僚と議論して戦える政治家でなければ抜本的に何も変わらないと判断いたします。
私の実体験のお話をちょっとします。
私は若い頃、産業廃棄物の事業に携わったことがあります。
事業内容は当時処理に困っていた焼却灰を固めて、レンガ・タイル等に変換し再利用するというものでした。
街の公園・遊歩道などに敷き詰めようという計画です。もちろん、綺麗に仕上げて、雨が降っても汚染水は排出しない、というものです。
国の許可が欲しく霞ヶ関に出かけました。
担当の官僚が話しを聞いてくれて、発した一言は
「これ、100年後はどうなっていますか?」
私は唖然として「えっ?」っとしか答えられませんでした。
官僚もそれ以上は何も言いません。私も何も言えず諦めて帰ってきました。
どう考えても無理だと判断し事業計画は廃止です。
要はこういうことです。
官僚は初めから相手にしていない、ということです。もちろん、許可など出す訳がありません。許可を出して何か問題があったら自分が責任を負わなければならないからです。
もう、こういう行為は私は二度とする気がないのですが、もし、皆さんが似たような場面に出くわしたら、こう言ってやりましょう!
「じゃあ、日本の100年後はどうなっているんだ?おまいらの力で強固な強靭な日本を創りあげているんだろうな?」と。
ですが、今回の法案成立で内容にもよりますが、許可を出すこともある可能性がでてきたということです。
秘密に指定するのです。
となると、もちろん、賄賂・裏金が発生するのです。
ちょっと気になったことです。あくまで私の推測ですが、”アベノミクス”も当然、官僚の政策です。
選挙で大勝し、強固な自民党復活をなしえ、高支持率。安倍さんは官僚に借りをつくったと考えると、ここぞとばかりに官僚に特定秘密保護法案を押し付けられた。と推測すると、今までの強引な法案審議の流れがすべてツジツマが合う、と感じるのは私だけでしょうか?
今回のことで「官僚制度の改革」も考えなければならないと感じたのですが、となると、もうすべてを変えろということになってしまいます。とてもじゃないですけど無理です。
そこで、私なりに考えた「新制度」を次回のブログで公表しようと思います。
今宵はここまでに致しとうござりまする

管理人の有料会員制オンラインサロン「羽田昌記と語るサロン」はトップページです。

-政治
-

執筆者:

関連記事

石原都知事辞任 新党結成へ期待大!

こんにちは。 本日(25日)ビッグニュースです。 石原慎太郎東京都知事が本日づけで辞任し、新党結成へ動きだします。 私個人としては、すごく期待してます。 会見の内容はニュース等で詳しく説明すると思いま …

原発事故の収束宣言 浅はかな言動!

こんにちは。 昨日、野田総理が原発事故の収束を宣言いたしました。 「収束」という言葉の意味は「分裂・混乱していたものが、まとまって収まりがつくこと。また、収まりをつけること」である。 事故からまだ9カ …

マニフェスト違反と消費税増税

こんにちは。 今回はマニフェスト違反と消費税についてです。 民主党政権になって2年半。はたして成績はどうなのでしょうか・・・。 おもな項目をあげますと ○国家公務員の給料削減 → 先送り ○国会議員の …

どうなる日本経済!? その4

こんにちは。 今回は、経済の話の第4弾です。 現況、アベノミクスの不安説が取りざたされてる時期のようです・・・!? 為替は多少安定しつつあるように見えます。 株価は終値では報道されない程度・・・。しか …

田中防衛大臣の呆れた言動

こんにちは。 今回は田中防衛大臣なのですが、呆れて何もいえません。 「あの人は、まだ、大臣経験がないから一回やらせてあげよう」と任命したつけです。 記事を書く気にもなりません。 すいません。 今宵はこ …

ブログ内検索

アーカイブ 年月でブログ記事を表示

カテゴリー 分類でブログ記事を表示

管理人プロフィール
羽田昌記(ハダマサキ)
山梨県富士吉田市在住

「今の日本の政治に終止符を」 国民の投票で総理大臣を決める「首相公選制」へ
詳しくはこちら

真の株式トレーダーへ。「何倍も上がるおすすめ銘柄」を無料で紹介
詳しくはこちら

優れた人材の育成へ  管理人のオンラインサロン(大人の塾)
詳しくはこちら

平成3年山梨県富士吉田市の記憶喪失事件 当時はテレビ等マスコミで騒がれた事件です
詳しくはこちら